信頼できる工作会社の見分け方

インターネットで「別れさせ工作」と検索すれば、実に多くの業者にヒットします。
実績多数で依頼者の気持ちを重視した、良質な会社も勿論たくさんありますが、
残念ながら詐欺まがいのビジネスをしている組織も少なくありません。
「工作」という言葉につきまとう、怪しい、黒いというイメージをそのような業者がますます悪化させていることを、同業者として口惜しい思いをしています。ただでさえ不安やストレスにさらされているのに、質の悪い業者に引っ掛かってますます悲しい思いをするようなことのないよう、良質な工作会社を見分ける目を鍛えましょう。

１．納得の行く料金システムか

別れさせ工作の会社選びを成功させるには、料金の明確さが大きなポイントです。よく見かけるのが難易度別の料金設定ですが、調査すらしないうちから難易度を見極めることは、ほぼ不可能です。契約当初は簡単な工作だったはずが、ふたを開けてみれば難しい案件だったといって、料金を吊り上げられる可能性も否定できません。
また、料金を異様に低く設定している業者にも注意が必要です。人件費さえ捻出できないような格安価格をうたっているところに、本当に時間と手間をかけた調査・工作ができるでしょうか。最初のハードルを下げているだけで、結局追加料金がかさむという構造を、容易に想像できるかと思います。
このような罠にはまって取り返しがつかないことにならないために、調査項目と料金が明確にされているかを入念にチェックし、不明な点は必ず面談等で納得が行くまで質問することをお勧めします。

２．会社の所在地

ウェブサイトで、全国に支社を置き、幅広いネットワークを持っているようにアピールしている業者もよく見かけますが、残念ながら、そのほとんどは実在しない会社と断言できるでしょう。「でも、ちゃんと地方の局番になっているのから」と思うかもしれませんが、オフィスはなくとも、知り合いの家に電話を開設したり、レンタルオフィスの番号を載せたりと、そこに実在するよう見せかけることは決して難しくはありません。本社と支社の問い合わせ先が同じフリーダイヤルの番号の場合は、すべて本社で電話を取っていると見なしてよいでしょう。そのような姑息な手段で依頼人の信頼を得ようとする会社に、あなたの人生を左右する重要な任務を、本当に任せられますか。

３．報告の仕方と頻度

多くの依頼者が、「本当に調査・工作のために稼働しているか」を気にされます。それもそのはず、決して安くはないお金を払うのだから、きちんと動いて結果を出してもらわなければと考えるのももっともでしょう。良質な業者は、口頭だけでなく文章によるタイムリーな進捗報告を心がけています。また、遠方での調査や工作の場合、複数回現地に行ってみるように見せかけて、実は１回で撮りためた写真を小出しに出しているという悪質な手口もあるようです。別れさせ工作の核は報告にあり。報告・連絡の仕方に疑問を覚えるような業者は絶対に避けましょう。